WhoisXML API Tokyo 2025をふりかえる — 日本のサイバーセキュリティリーダーが結集:DNS主導の脅威インテリジェンス新時代へ
東京、2025年11月 — WhoisXML API Tokyo 2025は、終始活気に満ちた雰囲気の中で開催され、盛況のうちに幕を閉じました。日本を代表するサイバーセキュリティ企業から、20名以上のCレベルおよびエグゼクティブの皆さまが参加しました。主要MSSPやSOC運用者、大手企業のセキュリティ部門を率いるリーダーたちが一堂に会し、進化を続けるDNS脅威の最新動向と、日本が今後も先んじて対処していくための展望について、これまでにない深さで意見交換を行いました。
WhoisXML APIが主催した本フォーラムでは、独自調査、実際のケーススタディ、そして次世代のDNS・ドメイン名・トラフィックインテリジェンスに関する高度なデモンストレーションが披露されました。イベント全体を通じて強調されたメッセージは、DNSがもはや単なるインフラではなく、サイバーリスクを最も早期かつ普遍的に示すシグナルであるという点です。

主なハイライト
- 日本では2025年上半期のフィッシング被害件数が過去最多となる120万件に達しました。
- ケーススタディでは、大規模な株取引詐欺事件や、Jaguar Land Roverへのサプライチェーン攻撃などを取り上げました。
- WhoisXML APIは、AIを活用した予測的悪意ドメイン名検知エンジン「First Watch」を実演し、ドメイン名登録から数分以内に脅威を特定できることを示しました。
- Traffic Intelligenceでは、グローバルなDNSアクティビティやトラフィックデータを可視化し、従来のツールでは検知されるよりもはるか前の段階で攻撃者インフラを明らかにできることが示されました。
- 議論では、日本のデジタルエコシステムを守るために、早期検知、AIを活用したSOC運用、そして国際的な視点を持った可視性の重要性が強調されました。
なぜこのイベントが意味を持つのか:日本のサイバー防御には早期検知が不可欠
主要MSSP、クラウドサービス事業者、フォレンジック企業、通信事業者、重要インフラ防御の担当者など、日本を代表するサイバーセキュリティ企業のエグゼクティブが参加したことは、日本全体のサイバー防御力を高めるために、業界の枠を越えて協力しようという強い意志を示しています。
議論の中からは、次の3つの共通したテーマが浮かび上がりました。
1. 早期検知は「任意」ではなく「必須」になったこと。攻撃者は、攻撃の隠蔽・横展開・拡大のためにドメイン名インフラを利用するケースをますます増やしています。組織は、攻撃が表面化してからではなく、ドメイン名が登録された時点で検知することが求められています。
2. AIを活用した脅威インテリジェンスがSOCの負荷を軽減すること。課題はもはや「検知できるかどうか」ではなく、「人が処理できるかどうか」です。ノイズを抑え、AIでフィルタリングされたドメイン名インテリジェンスは、いまやSOC運用に欠かせない存在になりつつあります。

3. 日本には、海外トラフィックまで見通せるより強力な可視性が必要であること。攻撃者は、日本のネットワークが監視しきれない地域を拠点に活動するため、国内データだけでは不十分です。Internet Abuse Signal Collective (IASC) が提供するような、国際的なDNSとトラフィックインテリジェンスがこのギャップを埋める鍵となります。
共通の使命:日本の次世代の外部攻撃対策をともに築く
フォーラムの締めくくりにあたり、多くのリーダーから次の点への強い関心が示されました。
- 予測的脅威インテリジェンスに関する共同R&Dパイロットの実施
- MSSPにおけるFirst WatchおよびTraffic Intelligenceの統合
- 日本企業向けのブランド保護強化
- 日本市場に特化した早期警戒システムの共同開発
- WhoisXML APIとのデータ交換パートナーシップの強化
この熱意が示しているのは、次の一点に尽きます。
日本は、AIを活用した予測的なDNS・トラフィックインテリジェンスを、国家的サイバー防御の中核に据える段階に来ています。

WhoisXML APIは、日本のMSSP、SOC運用者、企業のセキュリティチーム、そして政府機関の皆さまと連携をさらに深め、2026年以降も日本のサイバー・レジリエンス強化に貢献していくことをお約束します。
WhoisXML API Tokyo 2025にご参加くださったすべてのエグゼクティブの皆さま、そして関係各組織の皆さまに、心より感謝申し上げます。
皆さまとともに、より安全で予測可能なデジタル社会の未来を築いてまいります。